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定演に行きました 投稿者: 鈴木 雄三(38期) 投稿日:2009/01/13(Tue) 00:02 No.19  
去る2008年12月20日、早大合唱団現役の定演に行ってきました。

1、良寛相聞(千原英喜) 
2、ジブリ特集(風のとおり道/ルージュの伝言/カントリーロード/世界の約束)
3、風紋(石井歓)
4、夢の意味(林望詩・上田真樹曲、辻志朗先生指揮)

ダイナミックで演奏効果抜群の選曲だった去年に対し、今年は志朗先生ステージも含め、叙情とロマンとノスタルジーで一貫していたのがとても印象的で興味深かったです。たぶん去年と違う色をすごく意識したんじゃないかと。学指揮さんはそれぞれ、雰囲気作りが上手いなと思いました。

ただ創期寺内さんなどは「どの曲も表情がノッペラボーで面白くない」とぼやいていました。私はそこまでネガティブには感じなかったけれど、選曲の結果として、そうなりがちなのは事実。去年の曲は譜面をきちんと音にすれば客にそれなりのインパクトを与えられたのに対し、今年は、譜面の指示を超えて、言葉や表情に一層細やかな配慮がないと、なかなか聴き手に伝わりにくい曲を選んでしまったと言えます。叙情の勝った曲はえてしてそういうもので、ある意味、よりハードルの高い曲を選んだなと。

そういうわけで、全体的にかなり大人しい印象が強かったです。たとえば意識的に子音を立てたり言葉の抑揚を出したり、全体的な表情の変化を演出したりなど、より踏み込んだ味付けが欲しいところでした。でも、こうした曲でお客をひきつけられれば、本当の底力と言えるので、頑張って欲しいところです。それぞれ曲自体は、メロディーが美しく、聴き手をしみじみさせてくれるので。「良寛」2曲目「手まり」など、55周年でもやってくれたけれど、こういうノスタルジー全開の曲、よくポップスでも聞くなあと思ったのは私だけでしょうか。

「風紋」は私も現役時部会で歌ったので懐かしく聞きました。作曲から時間を経た曲にも目配りするのは素晴らしい。また、全編アカペラであるのも、耳のためには大事だと思いました。

あと、1・4ステのピアニストが、弱音でも痩せずに細やかな表情を聴かせてくれて上手でした。志朗先生のスパンコール衣装がより輝いて見えました(笑)。

運営面で感じたことを述べますと・・・
・今回はホワイエが極端に狭く、フロント演奏で客が大ラッシュに。毎年感じることだが、帰りたいお客がスムーズに帰れるようしっかり誘導すべきだ。
・直後、客が掃けないのに胴上げしたのは危険だと思った。待つ勇気が欲しかった。ホールの条件は毎年変わるので、柔軟に対応すべきだ。過去には、ホワイエの狭いホールではフロント演奏を中止したこともあった。
・去年もそうだったが、夜の歌で、団長が客に背を向けて団員に語るのには抵抗を覚えた。
・きびきび舞台入りする女声に対し、人数の少ない男声の入りが牛歩だったが、男声もきびきびと入場して良いと思う。男女が舞台上で同時に会う必要は無い。

終演後は37期大内さんとともにコンパにお邪魔し、現役や若いOBの皆さんとお話させてもらいました。皆さん本当にお疲れさまでした。

コンパ後はちょうど11時半で、終電を逃すまいと新宿駅へ急ぐ人々の異様な熱気が、この世相を象徴しているようでした。


いまどきの卒団式事情 投稿者: 鈴木雄三 投稿日:2008/02/12(Tue) 00:53 No.18  
この日曜日、早大合唱団現役(51期!)の卒団式に行ってきました(仕事です)。

方南町や箪笥町の手頃な区民センターでやることが多かった卒団式も、今年は新入生が50人も入ってステージに乗り切らないとのことで、北区赤羽会館という2階席のあるホールを借りていた。しかも山台まで組んである。

内容も我々の頃とはすっかり様変わり。
卒団生一人ずつのスピーチは無く、24のグループが4時間えんえんと歌いまくる。グループの半分以上は有志で、三善晃が2曲(「あやつり人形劇場」「地球へのピクニック」!)含まれるなど、手間を無視して、やりたい放題やっている。

一体どこにそんな練習時間があるのだろうと思ったら、方針合宿だけでやっつけた時代は遠い昔で、試験期間だろうと関係なく週3回卒団式のために練習してるんだとか。全く恐れ入るが、皆さん、単位は大丈夫なんですか。まあ、多分大丈夫だから成り立つのだろう。

普段お話しする機会のなかった卒団生も、スピーチを見る(視覚6割、サウンド3割、内容1割)ことで人となりに触れることができた思い出からすると、やや寂しい気がしたが、求めるものが変わってきているのだろう。

そのかわり、各グループ、式を盛り上げようとする意欲にみなぎっていたので、スピーチ抜きでも物足りなさは無かった。というか、ひどく疲れた。最後OB代表として一言述べたが、正直足はフラフラ。あ、前日の新年会のせいでした。失礼。

どれも特徴があったが、特に印象的だったのは少人数のグループ。女声3人だけで木下牧子のアカペラ曲を歌ったのだが、一人ずつ実に立派で聴き応えがあった。うち2人は1年生だとか。3人いればコーラスは成立するという基本を思い出させてくれた。1人1パートの気持ちで歌えばコーラスはぐっと生き生きするんだよなあ。

10人くらいで「椰子の実」をやっていたのも良かった。アンサンブルもやりたくてフェスティバルにも参加したという見上げた人々。テナーソロ2人がそれぞれ歌心があって良かった。

聴けなかったが、ラッススの「マトナ・ミア・カラ」もやっていたようだ。この曲をやった人は晋友会でも歌っている通人らしいが、こういう曲を知っている人が卒団してしまうのは惜しい。

ピクニック、乙さんにシゴかれたあの17年間前(もうそんなに経つのか)の中津川を思い出した。短期間の練習で大変だったと思うが、意欲は大いに買う。

他にも演出あり、企画ありで実に多彩。これだけ手間をかけて練習して当日徹底的に盛り上がるエネルギーは我々には無かったなあ、と若者の輝きを痛感したのでした。

現団長と元団長の送辞・答辞は、不器用な青年たちが思いをとつとつと、しかし切々と語る印象で、静かな感動を与えてくれた。(コンパに行くとだいぶご様子が違うようですけど)

新学指揮の一人は日本女子大だとか。他大生の学指揮って、例はあったかな?もう一人の男性ともども、とても賢そうな人で、まあこの人たちなら問題ないでしょうと、勝手な想像をしたのでした。

長くなってすみません。


定演感想 投稿者: 鈴木雄三 投稿日:2007/12/10(Mon) 21:03 No.15  
(ミクシイのコピペなので現役向けの文になっています)
8日土曜、現役の定期演奏会を川口リリアで聴きました。

近年の中ではもっともハイレベルな出来でした。もう、細部をどうこう言うのは野暮なくらい。初めから声も良く出ていたし、一人ひとりが自分なりに精一杯のものを出すんだという意欲がみなぎっていました。

良い演奏をするには、練習や発声はもちろん大事ですが、もっとも大切なのは実は良い雰囲気です。これは成り行き任せで生まれるものでは決してなく、団長を筆頭として今年の団員みんなが団を盛り上げようと努力した賜物だと思います。

(曲目)1、鈴木憲夫「永久ニ(トコシナニ)」 
2、みんなのうた特集(線路は続くよ、ハメハメハ、ちいさい秋、寒太郎、グリーングリーン
3、千原英喜「淀川三十石舟唄」「那須与一」
4、山本純ノ介「万象」

サマコンも聴かせて頂いたのですが、サマコンでは3ステだった「永久ニ」を、「万象」が加わった関係(らしい)で1ステに繰り上げたのが大正解。サマコンでは3ステに向けてじわじわ調子を上げて行ったのに対し、今回は1ステで一気に火がつき、それが最後まで途切れず持続しました。指揮者のリードも優れているのでしょうし、団員の思い入れも深いのでしょうね。あえて欲を言えば、3曲目「永久ニ」が帰ってくる瞬間、もう一段上のドラマがあっても良かった気もしますが、ないものねだりですね。ピアノも慎ましい中により細やかな表現を聴かせてくれました。

曲想によって照明を変えたのも芸が細かい。しかもしつこくない。

2ステのみんなのうた、サマコンから曲順をさらに練り直したのも成功していたと思います。よりよいものを目指して変えるものは変え続ける姿勢には敬意を表します。サマコンで?と感じたところがことごとくクリアされていたのも嬉しかったです。偶然だと思いますが・・・。

3ステは前2ステの勢いを引き継ぎ、良い意味で余裕を持った表現が出来ていました。ハリセンも上手くなってました(笑)。4ステも含めソロが何人か出てきましたが、みなそれなりに達者なのに感心。特に男性の持ち声がいいのが印象的。

4ステはもう、正直細部を覚えていません。それくらい集中度の高い、白熱した演奏でした。ハイCもきちんと出ていたし(笑)。志朗先生もノリノリで、だいぶ練習と違うことをなさったようですね(笑)。いつもながらステキなご衣装、さすがです。

来年度以降もこれを維持するのは大変だと思いますが、55周年もあることですし、OBとしてそのへんお手伝いできれば幸いです。お疲れさまでした。

(以下、蛇足。)
・ステージ中央真上にあるスピーカーから常に「シー」という持続音が聞こえました。曲が静かになるところでは気になった。

・コンパで志朗先生が指摘されたとおり、時折ピッチがフラット気味となりハーモニーが崩れる箇所がありました。発声が上達し無駄な力みが取れると解消していきますので、がんばってみてください(発声に問題を抱えたままピッチだけ修正しても、その場しのぎに終わる)。

・サマコンでも気になったのですが、「夜のうた」団長挨拶で、お客を待たせ・背を向けて団員向けのメッセージを発したのは、私は感心しなかった。


Re: 定演感想 投稿者: 鈴木雄三 投稿日:2007/12/13(Thu) 12:51 No.17  

「HOME」をクリックしてくださいませ。


Re: 定演感想 投稿者: 鈴木雄三 投稿日:2007/12/13(Thu) 12:48 No.16  

今日の朝日朝刊埼玉版に定演の様子が写真入で掲載されました。Webでもごらんいただけます(別記URL参照)。掲載期間限定だと思うので、ご覧になるのはお早めに。


第九感想(長文) 投稿者: 鈴木雄三 投稿日:2007/11/16(Fri) 20:07 No.14  
 サマコン感想に引き続きまして、早大創立125周年記念「第九」の感想を投稿いたします。前回と同じくSNSよりの転載ですので、文体がかなりくだけている点はお許しいただきたいと思います。 

 10月21日は早大創立125周年目の創立記念日で、この日にあわせてさまざまなイベントが行われたようです。私は妻を相手にキャンパスツアーをし、一区切りついたところで、この日最後のイベント、「第九」に向かった。ベートーベンの作品125であるところが、偶然とはいえまことにイベントにふさわしかった。

6時開場のところ5時過ぎには並んでしまったため、センターでしかも足をのんびり伸ばせる良い席を確保することができた。巨大スピーカーが2個使われていたため、音のバランスの良さげなところを選んだ。

第1楽章はオーケストラだけで始まった。せっかく特設の椅子が作ってあるのだから、合唱団も初めから入っていればいいのにと思ったのは私だけだろうか。第九は合唱のない50分間もまた格別なのだが。

冒頭のピアニシモ、スピーカーからは割と大き目の音が出る。これがフォルテシモになったら大変だと身構えたが、意外とおとなしかった。指揮者がけっこうオーソドックスな守りの音楽に終始し、大音量でも吠えさせなかったことによる。私はもっとアグレッシブな音楽が好きなのだが。ドラマティックの極みというべき再現部冒頭も平和に通過する。第2楽章でも感じたのだが、ティンパニの姉ちゃんがまたおとなしいこと。皮の1枚や2枚破くくらいの気迫が欲しかった(言いすぎです)。

それにしても、普段CDで何気なく聞き流してしまうところが、演奏者にとってはひどく大変なことがわかるのは、こういう演奏会の貴重なところ。時々弦楽器の音程が揃わず音がざわつくところが散見されたが、妻に聞くと「ああいう高音域で細かい動きをするのは大変なのよ〜」とのこと。CDになるようなプロの偉大さが再確認できた。

第3楽章前にようやく合唱とソリストがご入場。その第3楽章だが、冒頭、2番目に入るファゴットがひどくちぐはぐなタイミングだった。指揮がよく見えなかったのだろうか。

お待ちかね第4楽章、「歓喜のテーマ」が始まり、じわじわと音量を上げていく場面は何度聴いても興奮する。先にいろいろ書いたが、オーケストラのアンサンブルそのものはなかなかのものだったと思う。

さてバリトンソロ。・・・音量デカすぎだって。音響さんにはもう少しバランスを考えて欲しかった。おかげでソリストの発音のカタカナぶりが露骨に目立ってしまったではありませんか。

合唱は初々しい熱演。語尾の子音のタイミングなど、よく練習した跡が窺えほほえましかった。

テノールソロ、・・・うーん、嫌い。第九という音楽とはまるで異質の発音と音色を奏でているように思われた。なんか場違いなものを感じた。

さて音楽はいよいよ高潮しクライマックスへ。合唱が終わりオケは終結に向けてブチキレ疾走モードに達するはずなのに、最後の最後、打楽器が明らかに音をヌイてしまい、フォルテ3つをフォルテ1つにしてしまったような、不可解な終わり方をした。最後の音はそれこそ楽器をブチ壊す位の入魂の音が欲しいのにフニャッと終わってしまった。えっ、終わっちゃったの?と言う感じ。

直後に盛大なブラボーが起こったが、まあ、ああいう手合いは10秒前くらいからスタンバイしていて、最後の音はよく聴いていないに違いない。私には白々しいことこの上なかった。

とまあ、またもやケチョンケチョンな文になってしまったが、イベントとしては大いに盛り上がったし、合唱は文句なしの熱演だったので、まあ良しとしましょう。

それにしても、パンフ、各団体代表挨拶で、他のところはみな幹事長が文を書いていたのに、なぜ早大合唱団だけ、第九担当(渉外)が書いたのだろう?団長がいつものノリで「ちわっす、早大合唱団です★よろしくお願いしまっす!」などと書いて急遽差し替えになったのだろうか?・・・冗談です。


サマコン感想(長文) 投稿者: 鈴木雄三 投稿日:2007/09/20(Thu) 20:11 No.12  
遅ればせながら、サマコンの感想をアップいたします。機関紙に載せるスペースはないと思うが、ここなら大丈夫でしょう。

けっこう色々な人が来てくれて、珍しいところでは33期上杉義麿さん。「浜松は三重から行く気になるギリギリ東端」なんだとか。来年の55周年もぜひよろしくお願いしておきました。

ほか、香川から39期鴨ちゃん。言葉がすっかり香川弁なのが年月を感じさせる。体重は0コンマ1トン未満をキープしているそうです(笑)。そして、宇唯・薫子夫妻、森本、ちはる、河合と、行動派40期の面目躍如といったところ。河合君は実家なのである意味お約束かもしれません。

余談ですがコンサート終了後、この辺の面子とうなぎを食べに繰り出した。浜松のうなぎは初体験でしたが、関東風のさっぱりとも、関西風のこってり(ギトギト?)とも違う、中庸を行く味わいで美味しく頂きました。

さらに、エキナカで量り売りしていた地酒「花の舞」純米生酒が、しっかりした味わいでこれまた美味しく、片道9千円強掛けて浜松まで行った甲斐があったというもの。ちはるや薫子も同じお店で買っていた。

おっと、本題はサマコンでしたっけ。(笑)

まず、今年は入場無料だったのが画期的。これならあたりの時間は純粋に宣伝だけでよく、合宿期間も1週間程度に短縮できて、心・体・お財布に優しい。大都市で稲門会が強力で、集客が見込めたという追い風もあったが、コロンブスの卵だと思った。あたりでは身も心もすり減らしたもんなあ。

さて、会場の、市教育文化会館(はまホール)は、年季は入っているものの優れた音響を持ち、ホール最後方で聴いても声がビンビン飛んで来る。だからというか、紐であちこちの座席をふさいであったのはセコくて感心しなかった。私のように後ろで聴くのが好きな聴衆もいるわけだし、客がまばらになったって別にいいじゃないと思った。実際、なかなかの盛況だったのだし。

開演に先立ち、地元の児童合唱団との共演で浜松市歌が演奏された。地元団体との共演は昨年もあり、よい企画だと思った。児童が最前列でのびのび歌う様子が実にほほえましい。が、なにぶん大学生と一緒だったので、彼ら独自の歌声はどんなものかいまいちわからなかった。時間や先方の都合はあると思うが、1曲くらい独自で歌ってもらってもいいと思った。(ちなみに40期からは、このときの歌声が最も美しかったという恐ろしい意見が・・・。)

児童が退場し、校歌。今年は新入生が50人も入り壮観。団長のキャラもあり(黒田を100倍パワフルにしたようなお笑い団長)雰囲気がよく、みんな自分なりに元気よく歌えているのはよくわかった。が、発声がこれからなので声が軽い・浅い(特にベース)。テナーからはいろんな声とピッチが聞こえる(テナーは音色の統一が一番大変なんです)。女声はまあ揃ってるんだけど、後で出てくるソロで露呈したように、のどを詰めた人が多いようだ。あっさり目の曲作り(インテンポのまま終結した)だったのとあいまって、こじんまり終わってしまった印象だった。

さて、今年の課題曲はいずれもタイトルが小難しく、鈴木○昭のような難解な技巧曲か、と不安だったが、聴いてみるとどれも親しみやすく演奏効果に富む面白い曲でほっとした。冷静に考えれば、賢明な現役諸君が、初心者も多い中、いたずらにエグい曲ばかり選ぶわけはないのだった。

さて1ステは今売れっ子の千原英喜作曲「淀川三十石舟唄」「那須与一」というアカペラ曲。実際は民謡や唱歌がベースになっているので親しみやすい。余談だがここ数年は必ずアカペラ曲を入れるようにしているようで、よい傾向。この上は外国曲に取り組めばいいのになあ。我々の頃からどうも食わず嫌いだよね。歌ってみると難しいどころか楽しいのに。

さて演奏は、だんだん声のエンジンがかかってきた感じで、全体としては好印象だが、まだ譜面づらをなぞった域にとどまる。例えば、那須与一が、矢が当たるよう神に祈る場面があるのだが、外れれば自害して果てるしかないという命がけの切羽詰まった精神状態を表現してほしかった。他にもけっこう場面転換のある曲なので、場面ごとの表情の変化にメリハリがほしかった。

とはいえ、歌心とやる気は感じられるので、テクが付いた日には末恐ろしいです、はい。ちなみに、那須与一(屋島合戦)のエピソードは香川県ネタなので、鴨ちゃんが嬉々として最後の唱歌を歌っていた。

ちなみにこの曲集は小道具が凝っていて、講談の雰囲気を出すため、ハリセン(講談用語では「張扇」)を用いるシーンがあったが、奏者が自分の手に当てていたため、音が不発気味だった。やはり講談らしく机などを叩いたほうが迫力が出ると思った。

2ステは「みんなのうた」。94年私や39/40期もこのテーマで歌ったので懐かしかった。1、線路は続くよどこまでも 2、ちいさい秋みつけた 3、北風小僧の寒太郎 4、グリーングリーン 5、ハメハメハ。3曲目の後、指揮者交代。3・5は94年と共通なので聴き比べてしまう。

列車に乗って四季をめぐりましょう、というコンセプト。四季を秋冬春夏とめぐること自体は荻久保「復活」にも見られるのでさほど抵抗はなかったが、問題は1と4がカリスマ作曲家信長貴富の編曲だったこと。転調がとにかく目まぐるしく、合唱団はそれへの対応で精一杯だった。というか、正確に歌えていなかった。本当は4など番手が多いので表情の変化が欲しいところだが、現状では厳しい。それでもこの曲は最後盛大に盛り上がって終わったが、続くハメハメハの遊びが足りず何とも中途半端で、尻切れとんぼで終わってしまった。これではステージの終結という感じに乏しい。

「寒太郎」も掛け声がおとなしめで、鴨ちゃんは代わりに叫びたくてうずうずしていたようだ。出だしは音取りキーボードで演奏されていたが、音色が柔らかすぎ沈みがち。やはり口笛とハーモニカ(もしくはピアニカ)がふさわしく思われた。あと、この曲では我々は堺正章や田中星児の節回しを意識したものだが、今回は譜面をなぞって終わっていた。「線路は〜」はタテノリの曲なのにビートが無くなよなよと演奏されていたのが不満。1、3ステが良かった分ポピュラーにしわ寄せが来てしまった印象。

3ステ、鈴木憲夫「永久(トコシナ)ニ」はタイトルからして難解そうで、事実壮大な内容の曲だが、先にも触れたとおり非常に聴きやすく作られており、難しいことを考えずともサウンドに浸るだけで十分味わえる。さすがに合唱団もこの曲に照準を合わせていたのか、声が(発声の問題はそのまま残るものの)ようやく全開になってきた。曲が合唱団の持ち味に合っているのか、流れやメリハリも良く、聴いていて、1・2ステのように細かいことがあまり気にならなかった。指揮者の音楽性の賜物かもしれない(ちょっと自分ワールドの激しい人だが)。難を言うとピアノがソロになる部分で主張が弱かったのが残念。間奏はただ弱いだけ、曲の最後は尻切れとんぼになってしまった。

アンコールは2曲演奏されたが、どちらも知らない曲で、しかもけっこうな難曲。声はよく出ていたものの、アンコール曲としてはどうだろうか。お客はアンコールでは知ってる曲を聴きたいものだと思うのだが。

フロント演奏は「紺碧」「栄光」「夜」。「紺碧」の途中、突然「フレーフレーワセダ」と叫んだ客がいた。稲門会の人か。たぶん酒が入って出来上がってたのだろう(笑)。

「夜」の団長挨拶では、団長の菊谷君が張りのある声で語り、好感が持てた。が、客に断ったとはいえ、途中から背を向け、一年生に語ったのはいただけない。前期の練習と、1週間超の合宿を乗り越えた新入生をねぎらいたい気持ちはよくわかるが、しかし、客を待たせて内輪の話をしちゃいけませんって。打ち上げの冒頭「みんな聴いてくれ!」でいいではないか。同様に、定演でよくある「舞台上での学指揮等への花束贈呈」もいただけない。

なんかケチョンケチョンな文になったが、全体としてはとても楽しめた演奏会でした。浜松まで行った甲斐があった(笑)。


Re: サマコン感想(長文) 投稿者: 鈴木雄三 投稿日:2007/09/20(Thu) 20:20 No.13  

長文お付き合いありがとうございました。合唱団SNSの日記の転載です。同世代を想定して書いたため、文体がくだけぎみの点お許しください。途中唐突に「黒田」とあるのは私の同期38期の人です。


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このプログラムは KENT 氏の yybbs を xoops(PHP) に移植したものです
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