寄稿:私にとってのフロイデハルモニー(2期 中井弘明)

投稿日時 2004-10-2 23:11:10 | トピック: OB会

懐かしのフロイデハルモニーを来年7月に東京芸術劇場で再現するという。
 まことに迂闊な話だが私が委員長であった時期の昭和32年秋の第1回公演以降、これがその後30年以上にわたって23回も続けられていたということを全く知らなかった。早大混声合唱団のサイトでフロイデ23回分の全記録を見たところ、例えば指揮者にしても初代の小船幸次郎をはじめ小沢征爾、岩城宏之、小林研一郎その他錚々たる方々を迎えており、ソリストもそれぞれ名のある方が並んでいる。

 これが30年余り続いたというのは大変な重みがあることを感じる。歴代の早大合唱団の殆どのメンバーにとって恐らく本格的なクラシックに触れる初めての機会であったことであろう。この経験の積み重ねがどのようにその後の合唱団活動ひいては自己の音楽人生に影響をもたらせたのであろうか。もし何も無いとすればまことに勿体ない話である。

 思えば前年学内の文団連の加入登録団体として認められ、初めて一人前の団体として他の合唱団と共に第九の演奏に参加出来ると言うことで大変興奮したものだ。特に当時の生きのいい一年生(4期)の舟橋君や飛田君たち(だったと思うが)の大活躍で第九の運営委員会のリーダーシップを早大合唱団が握ってしまったようだ。ダイネツァウベルビンデンビーデル・・・とそれまでのロシア民謡に代わって部室にしばらく第九の鼻歌が流れたのはご愛嬌だったが。

 私自身は練習参加日数不足でステージに上がれず、結果として観客席で参加した形となったが、感動と同時に音楽をどう作り上げるかについても多くのことを学ぶことが出来た。しかし既成の音楽を認めず自己の価値観の中だけで音楽を創造しようとしていた一部の人にとっては無縁の催しだったかもしれない。

 当時とは異なり今では第九のオンパレードで、ある意味では感動も薄れ気味と言えなくもなく、特に年末にかけては連日至るところで演奏されている。私もサントリーホールでのステージに上がるべく練習に励んでいるところだが、来年の懐かしのフロイデハルモニーはまた別の意味で是非参加してみたいと思っている。私にとって「フロイデ」はクラシック初体験であり、また出席日数不足で単位が取れなかった憾みを50年振りにはらしたいとの思いもあるからである。

 皆さんはどのように思われますか。
 (ちなみに次のサイトで過去23回分全ての記録を見ることが出来ます。
 内容的には日時、会場、曲目、指揮者、ソリスト、協賛合唱団等のプログラム、全体写真等です。是非一度覗いてみてください。

 URLはhttp://sohkon.monyo.com/html/Encyclopedia/57-10-FR.html



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